こんにちは。WEBマーケティングとSEO対策で業界をリードする札幌のSEO大学です。さて、よく検索するキーワードで皆さんが自分のパソコンで探すと、良くアクセスするWEBページが一番上に表示されている事があります。でも、同じキーワードで検索しても、他のPCで調べると、検索順位は一番上でじゃない事がよくあります。これは、Googleパーソナライズド検索と言って、それぞれの端末で良く閲覧するサイトをGoogleは記憶して、良く見られるサイトを端末別(ユーザー毎)に検索結果をカスタマイズした表示を行っているからです。

昨日、営業で訪問した際に、病院の院長が、僕のHPは、地域で病院で検索すると、必ず一番上に来るからね~と鼻の下を伸ばして自慢気な方がいました。そんな時に、うちの新人スタッフは、iPadで、先生のHPの検索を実際に試したところ、一番上には表記されませんでした、そこで終わればいいものを、うちの新人は得意げにこう切り出しました。「先生の端末では一番上に来るけど、僕の端末では1ページにも出てこないですよ。2ページ目でようやく先生のHPを発見!これはおそらく、パーソナライズド検索というもので、先生の勘違いですね~」とサラッと反論。

うちの空気の読めない新人に対して

病院の院長はとても気分を悪く、イライラされておりました。笑
もう少し、やわらかく説明する事が望ましいかもしれませんね。

なぜ、端末によって、表示順位が異なるのか?

Googleは、検索する顧客満足度をユーザー毎に上げるため、相手が望んでいるものを上位表示させる事で、良く見られるサイトを上位表示させるためのプログラミングがされております。すなわち、●●さんはいつも、どんなサイトを検索されているか?個々にそれぞれ、過去データのログをすべて管理しているという事です。それによって、Googleが一番適正だなと思われるサイトを上位表示させるのです。このプログラムは、GoogleアドワーズやYahoo!リスティングのリマーケティング機能でも応用されており、検索クエリを基に、Cookie情報のログをベースに構築されております。なので、Cookie情報のログを削除したりすると、Googleの検索順位は通常検索と同じ形に戻るわけです。

これらの、個々の過去履歴による検索プログラムを基に、端末ごと(ユーザー毎)に検索表示順番をカスタマイズする事を、「Googleのパーソナライズド検索」と呼びます。

2005年6月から開始され、2009年12月にはある程度デフォルトでパーソナライゼンーションされた結果が表示されるようになりました。つまり、現在の検索結果は、ほぼパーソナライゼーションされており、検索する人の数だけ検索結果があると考えてよいと思われます。主に、以下のようなデータからユーザーの属性を判断し、興味や関心を反映した検索結果を表示していると考えられます。

  • 検索したユーザーの所在地
  • 過去に検索したキーワード
  • ソーシャルのつながり
  • 過去に訪問したサイトやクリックしたリンク(Coolie情報)

例えば、検索した地域によるパーソナライゼーションは、以下のように札幌で「カフェ」と検索した場合、「札幌」のカフェランキングが1位に表示され、札幌近郊のカフェ店に関する情報を優先的に表示します。札幌カフェ

パーソナライズド検索の注意点

パーソナライズド検索は一般の検索ユーザーにとっては便利な機能ですが、自社サイトのSEOを考える際には少し注意が必要です。というのも、web担当者は頻繁に自社サイトをチェックしているため、パーソナライゼーションの影響によって自社サイトが通常より上位表示されてしまい、本来の検索順位を見誤る可能性があるからです。

パーソナライゼーションされていない本来の検索結果を表示するためには以下のような方法があります。

  • シークレットモードで検索する
  • 順位チェックツールを利用する

シークレットモードの呼び名はブラウザによって異なりますが、例えばGoogle Chromeの場合、メニューバーから選択することができます。また、「Ctrl+Shift+N」のショートカットがありますので、こちらから検索するのが最も楽な方法です。

また、一度任意のキーワードで検索を行った後、表示されるURL末尾に「&pws=0」を記述する事でパーソナライズド検索を無効化することもできます。検索した後に、シークレットモードで検索結果を見たい時に便利でしょう。

 

パーソナライズド検索